なんやかんやでつい先日、2015年のHey!Say!JUMPのツアー「JUMPing CARnival」が終了した。
このツアーの感想は、早々と8月に書いてしまったので(下記のリンク参照)
今回は、下書きにずっと入れておいた「UNION」について書こうと思う。
★「UNION」とは
「UNION」とは、アルバム「JUMPing CAR」のユニット曲の1つである。
ユニットのメンバーは、薮、八乙女、有岡で構成されている。
曲調は、大きく分類するとロック調と言えるだろう。
Hey!Say!JUMPの楽曲の中でも珍しいタイプ曲である。
作詞は、薮、八乙女、有岡で担当。
それぞれ担当のブロックを作詞して、何も打ち合わせもせずに
みんなで作成したところ完成したようなつながりのある歌詞ができたそうだ。
★「JUMPing CAR」で全体的に嵐の楽曲性に寄せてきた
私がアルバム「JUMPing CAR」を聞いた感想は嵐の楽曲性に寄せてきたなと言う印象だった。
ここで、どの曲が嵐の楽曲に似ているのかあげてみようと思う。
(ここでは、実際に楽曲が似ている「愛よ、僕を導いてゆけ」と「Believe」についての言及は致しません)
(あくまでも私個人の見解です)
・Fantasist・Theme of ARASHI(theme of Dream "A" live)
Fantasistは、Overture的な立ち位置のInstrumentalで、すごくファンタジックな仕上がりなんですよ。
何と言うか、ディズニーのイメージです。
その雰囲気がそのはかとなくTheme of ARASHI(アルバム Here We Go!収録)に似ているんですよね。
・キラキラ光れ・駆け抜けろ!
楽曲的には似ていないんですよ。
でも、アルバムの立ち位置やジャンルがすごく似ていると思ってます。
しかも、タイトルが似ているよねと言う単純な理由です。
駆け抜けろ!は、アルバム「Popcorn」に収録されています。
・DISCO JOCKEY!!・FUNKY
DISCO JOCKEY!!を初めて聞いたとき、FUNKYじゃん!!すごくFUNKYじゃん!!と叫んだ覚えがあります。
それぐらいに楽曲とジャンルが似ている。
似ていない点と言えば、DISCO JOCKEY!!がすごく幼い楽曲で、FUNKYがすごく大人っぽいということだけです。
FUNKYは、アルバム「LOVE」に収録されています。
パッとあげるだけで3曲。
これは、なかなか多い数字ですよね。
実際に今年に入ってから、嵐とHey!Say!JUMPは昨年より共演している回数が多いです。
極めつけは「ワクワク学校」へのHey!Say!JUMPの入学。
これは、どうかんがえても嵐のファンをHey!Say!JUMPのファンに取り込ませようという魂胆しか見えませんでした。
しかし、楽曲性でも嵐に寄せてきたので、なんか事務所が勢力をあげて
嵐の後釜にHey!Say!JUMPを持ってくるのが手に取ってわかるような気がしてきました。
それか本人たちが嵐を目指すべき目標にたててきたのか?どうなのかと言うところですね。
★Hey!Say!JUMPは「攻め曲」が少ない
基本的にHey!Say!JUMPの楽曲は「愛」と「夢」みたいなイメージの楽曲が多いんですよ。
これは、私が昔書いた歌詞分析の記事を合わせて読むといいと思うのでリンクを貼っておきます。
Hey!Say!JUMP自体、「ゆとり世代」で構成されているグループだからか
楽曲も比較的に徒競走より二人三脚みたいな平和主義的楽曲が多い。
それはそれでいいのですが、個人的には私はアイドルに「現状を打破して天下とろうぜ!」的な曲を1曲持ってほしい願望があります。
この「現状を打破して天下とろうぜ!」的な曲=「攻め曲」とここでは定義しようと思います。
個人的に思う攻め曲は以下の通りになります。
[Hey!Say!JUMP]
Beat Line
Boys Don't Stop
[嵐]
COOL&SOUL
Re(mark)able
まだ見ぬ世界へ
今回は、メインが2つのグループなのでこの2つしか挙げてないのですが
他のグループで言うところの攻め曲はA.B.C-Z「僕らの答え~Here We Go」
Kis-My-Ft2「Take Over」あたりが該当します。
ここまで楽曲をあげると「ああ、あんなイメージ」とわかると思います。
簡単に言うと戦隊ヒーローのオープニングになりそうな曲ですね。
★Hey!Say!JUMPの「攻め曲」2曲について
Hey!Say!JUMPの「攻め曲」として2曲あげさせていただきました。
Beat Line:「Don't give up」が耳に残る曲。
夢のためにあきらめない歌詞とこれから攻めていこうという曲調で「攻め曲」認定しました。
Boys Don't Stop:「UNION」だけがこのアルバムの「攻め曲」だとまとめようとして振り返っていたのにふと浮かびあがった「攻め曲」
「今立ち上がれ 走り続けよう」と言う歌詞とこれまたこれから攻めていこうという曲調で「攻め曲」認定しました。
「あきらめない」のBeat Lineと「今こそ立ち上がれ」のBoys Don't Stop
しかし、この2つはHey!Say!JUMP本人たちが歌詞に関わっていないのです。
★「UNION」はHey!Say!JUMPにとっての「Re(mark)able」である
ようやく本題の「UNION」の話に入ります。
ここまでの話の流れでわかるように「UNION」は私の考えでは「攻め曲」に分類されます。
しかし、なぜ「UNION」だけが「Re(mark)able」と同類と位置付けられるのか?
それは、作詞にメンバーが関わっているのか否かの違いです。
(「Re(mark)able」はラップパートで櫻井氏が作詞を担当しています)
メンバー発信かそうでないかで「攻め曲」って意味がまったく違うと思うのです。
本人たちの意志があっての「現状を打破して天下とろうぜ!」的な曲は、他人が書いた曲より何倍もの説得力があります。
「UNION」は不思議なことに歌詞をただ読んだだけでは「攻め曲」とわかりにくいところがあります。
単純明快な前向きな単語がまったくと言っていいほどありません。
「狼煙をあげる」とかが「攻め曲」要素かなと思ってますが。
しかし、よく歌詞を読んでみるとこの世界観がこういう風に見えてくるんです。
「みんなで肩を組み合って、今こそ戦おう。さぁ、声を出せ。今こそ、天下をとろう」
そう感じられるからこその「攻め曲」なんだと私は思っています。
しかも、この曲がBoys Don't Stopと同じアルバムに入っているから
そう解釈したくなるのも無理はありません。
一方「Re(mark)able」も歌詞だけだとパッとみ「攻め曲」とわからないところがあります。
しかし、こちらは「UNION」に比べて「突き抜けろ」とか「未来へ」みたいな歌詞がところどころに出てくるので比較的わかりやすいです。
2つ目の理由は、作られた時期がちょうどグループが10周年に向かう重要な時期に作成されているということ。
両曲とも、ちょうど売れ始めているかどうかの時期に作成されているのも
”「UNION」はHey!Say!JUMPにとっての「Re(mark)able」である"と述べてしまう1つの理由だったりします。
★おわりに
嵐とHey!Say!JUMPの楽曲性について「UNION」と言う曲を通して書いてみました。
私は、嵐が全盛期で売れていた頃ちょうど相反する関ジャニ∞に心血を注いでいたので浅い知識でしかこの話を語れないのが悔やまれます。
ちなみに「UNION」ですが、音源と生で聞くのでは数倍違うのでライブDVDがリリースされた際はぜひともお買い求めしていただきたい次第でございます。
音源よりもはるかにロックで、おそらく今までのHey!Say!JUMPのイメージが少しだけ変わると思います。